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PHP出版社刊 「トップが語る 仕事の指針・心の座標軸」(書籍)

トップが綴る一日一話「仕事の指針・心の座標軸」私を支えた言葉

権力から魅力へ

トップが綴る一日一話「仕事の指針・心の座標軸」私を支えた言葉
2007年12月5日発行 PHP研究所

 会社経営とは成長への交換条件であるかのように、時折難題や苦境への対峙を余儀なくされる。仕事の神様が見ていて愚直に取り組むほど、経営者としての私の器に合わせた試練を与えるのだろう。試練を克服するためには確固たる社内の人間関係が必要になることはいわずもがなだが、たびたび、社長という名の権力を捉え違うこともあった。苦境を打開するための性急な判断と行動が裏目に出る。怒りに任せた感情的な言葉が、やがて諸刃のの剣になることにまるで気付いていなかったのだ。

 道標を失いかけ、混沌とした言い知れぬ思いが続いていた時、公私にわたる親友が私をある心理学のセミナーへ誘ってくれた。当初は半信半疑で参加したものの、受講後に今まで味わったことのない気づきを戴くことになった。

 それが、「権力から魅力へ」という珠玉の言葉である。

 ひとりよがりで子供っぽい甘えの母子一体感という自己中心的な人間心理は、裏方で支える人たちに対する感謝の気持ちさえ忘れさせてしまうことがある。何よりも会社や組織で働くのは機械ではなく、生身の人間である。ビジネスセミナーで聴いた事業戦術や名台詞、必ず登場する成功事例などを会社に持ち帰っては社員に押し付けていた自分がいかに軽佻浮薄だったかを猛省した。

 その時以来、私が考え遂行する会社経営とは経済学と心理学の融合である。

清水 康弘

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