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耐久性能

参創ハウテックが設定する温熱性能 劣化の軽減および維持管理への配慮を「最高等級レベル」にする

 いかにその住まいで快適に住み続けてもらえるか。これは私たちにとって最大のテーマであり目標かもしれません。住まいは何十年とそこで暮らすものであり、その本来の評価は時間を経過してからこそ生まれるものだと考えます。そこで参創ハウテックでは、長い時間という視点をもちながら、この目標を達成するための工夫や配慮を行います。具体的な内容としては、まずは品確法における内容を参考にしていきます。

 その品確法の性能表示においては、住宅の耐久性に関連するものとして「劣化の軽減」および「維持管理への配慮」という項目があります。劣化の軽減については、水や湿気、シロアリという問題に対処するための内容になっており、また維持管理への配慮は、維持管理上最大のポイントになる配管について様々な具体的措置が指示されています。

 参創ハウテックでは、ここで定められた等級について最高レベルに到達させながら、さらに必要と思われる措置を実施していきます。

品確法性能表示の概要

1.ホルムアルデヒド対策

1 劣化の軽減 2 維持管理への配慮
①外壁の軸組等の防腐防蟻 ①配管方法の基準
(配管を基礎コンクリート内に埋め込まない)
②土台の防腐防蟻 ②地中埋設管の基準
(地中埋設管の上にコンクリートを打設しない)
③浴室・脱衣室の防水 ③排水管の基準 (排水管の形状や設置方法の基準)
④地盤の防蟻 ④排水管の清掃のための設置の基準
(構造躯体や仕上げに影響を及ぼさずに清掃できる)
⑤基礎の高さ ⑤配管点検口の設置の基準
(構造躯体や仕上げに影響を及ぼさずに点検できる)
⑥床下の防湿・換気  
⑦小屋裏の換気  
⑧構造部材等の防腐  

※これらの実施レベルによってそれぞれの等級が定められています。

設計ルールと手順1「機能や耐用性を考え、家づくりに活かす」

 わが国の住宅が短命である理由には、建物の物理的な耐久性の乏しさに加え、長く住み続けられるための設計上の工夫や配慮が不十分なことが挙げられています。住宅提供者側の発想が新築時の満足度を高めることに偏っているということでしょう。
 私たちはそうした発想ではなく、長い時間という視点をもって設計に当たります。日当たりや風通しなどのもっとも基本的な性能を有した住まいにすることはもちろん、「大事に住み続けたい」と思ってもらえる価値を様々に住まいに込めていきます。
 そうした思いは、長く使い続けられるキッチンとしての「ekrea(エクレア)」の商品開発にまでつながっているのです。

機能や耐用性を考え、家づくりに活かす 機能や耐用性を考え、家づくりに活かす 当社で商品開発に取り組んだ「ekrea」のキッチン。この商品は細かい部材に至るまで交換ができる態勢を整えています。

設計ルールと手順2「長期荷重による変形を起こさない」

 構造設計においては、地震や風などの短い時間にかかる力への対応と、長い期間にかかる荷重(長期荷重)への対応の両方が必要になります。長い時間という視点で家づくりを行う私たちは、当然この長期荷重に対応した構造設計を行っています。
 具体的には、構造計算の過程において、長期荷重による変形を起こさないためのチェックを実施しています。とくにここでは梁などの横架材の変形への対応が重要であり、そのサイズのチェックとともに、品質が明確な構造材を使うことが重要になります。

長期荷重による変形を起こさない 品質が明確な構造材を使い、構造計算によって梁などのサイズをチェックすることで、長期にかかる力によって変形が生じないような構造設計を行っています。

設計ルールと手順3「耐久性のある材料を選ぶ」

 材料選びも耐久性の高い住まいにする上でのポイントになります。とくに日射や雨にさらされる屋根材は耐久性上もっとも重要なところになるため、ガルバリウム鋼板と呼ばれる劣化に強い素材を標準仕様として選んでいます。
 また内装材に無垢のフローリングや左官材料を選ぶのは、こうした自然素材が長い時間に耐えるものだからです。こうした素材は時間の経過とともにその味わいを深くしていきます。

耐久性のある材料を選ぶ 当社が標準仕様としている、劣化に強いガルバリウム鋼板の屋根材。

現場の取組みとルール1「止水(防水)ラインを明確にして施工する」

家を傷める最大の原因は水です。とくに木造住宅においては定常的な雨漏りによって構造材が腐ることを何より避けなければなりません。そこで私たちが強く意識するのが「止水ライン」と呼ばれるもの。これは雨水が建物に当たってからの動きを分析し、その流れを止める部分とその方法を示したものです。この止水ラインを詳細に図面化して明確にしながら、そのディティールを確実に実現させる施工を行うことによって、私たちは木造住宅の最大の敵である雨水から建物を守ります。

ルーフバルコニーのディティール図面。ここは雨漏りの弱点になるところとして重要です。

やはり雨漏りの弱点になりやすい窓周りも、ディティール図面の内容を確実に守る施工を行っています。
現場の取組みとルール2「内部結露を起こさない」

 構造躯体の内部において発生する結露を「内部結露」と呼びます。これは通常見えないところで起きる結露であるため、その発見が容易ではなく、とくに施工上の配慮が求められる問題です。

 参創ハウテックが標準としている外張り断熱は、内部結露を生じさせにくい断熱方法ですが、さらに詳細に結露のリスクがある部分に着目し、それに対応する施工上の工夫や配慮を行っています。

内部結露を起こさない 内部結露に強い外張り断熱においても弱点はゼロではないため、そこをカバーする施工上の配慮を実施します。

建物の断熱性能や住まい手の暮らし方に適した計画換気を採用する 内部結露を防ぐ工夫は計算からスタートです。
現場の取組みとルール3「シロアリ対策・湿気対策上有効なベタ基礎にする」

 ベタ基礎は構造上有利な基礎の形式ですが、さらに劣化対策としても有効な役割を果たします。まずそのひとつが床下の土壌からの湿気のバリアになることであり、もうひとつは隙間が生じにくい構造であることから、シロアリが土の中から上がってくる際の物理的なバリアとして極めて有効であるからです。
 品確法における劣化対策等級を最高レベルに上げる措置においても、このベタ基礎は有効なものとなっているのです。

シロアリ対策・湿気対策上有効なベタ基礎にする 劣化対策等級を最高レベルに上げる措置においても、ベタ基礎は有効です。

現場の取組みとルール4「配管に配慮する」

 上下水道やガスの配管はそのトラブルが重大な問題につながる可能性があり、さらにメンテナンスが不可欠なところです。そこでポイントになるのが、点検と交換を容易にすること。品確法の維持管理対策の内容においても、この対策のレベルが上がるほどその等級が上がってきます。
 参創ハウテックでは、耐久性の向上において配管についても重視し、最高等級を確実に実現する措置を講じています。

配管に配慮する ヘッダー方式による配管。配管の継ぎ手が少ないことで問題のリスクを低減するとともに、点検や交換がしやすい方法です。

現場の取組みとルール5「家を守り続ける」

 耐久性を向上させるための設計上の工夫、施工上の工夫はもちろん重要ですが、それとともに、その家を守り続けていく姿勢とそのシステムを持つことを重視しています。それが私たち地域に根ざす工務店の重要な役割であり、価値であると考えるからです。  

家を守り続ける

定期点検時の検査状況。

具体的には、定期点検の実施を中心に、「家歴」と私たちが呼んでいるその住まいの様々な情報を整備し、管理していきます。そうすることで、当社の人材が変わっても、万が一遠い将来に当社が廃業したとしても、その家が適切に維持管理できていくと考えるのです。

地域工務店の協働による住宅維持保全スキーム 国が募集した長期優良住宅先導モデル事業に当社が中心となって応募した
「東京/森の木の家プロジェクト」が採択されました。


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