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家守りお役立ち情報

第1回
木部メンテナンスについて

 大工さんがいつも現場で苦労している建具枠や幅木・腰板・フローリングなどの木製品や造作材。いつまでも美しいままであってほしいものですね。
 「竣工した時はとてもきれいだったのに、今では汚れて悲惨な状態です・・・」なんて 思っていらっしゃるお施主様も多いのではないでしょうか?
 竣工当時の美しさを持続させるためには、やはりきちんとお手入れをして頂きたいのです。お手入れのポイントについてご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。

(1)床フローリング
 塗装品(表面がツルツルしているもの)が貼られているところは、樹脂系(合成樹脂)のワックスがおすすめです。
 弊社のクリーニング業者が竣工時のクリーニングで使用するのは、このタイプのワックスが多いです。これはホームセンターなどでもお求め頂けます。
 クリーニング業者は、モップに染み込ませて部屋全体にのばして塗布しますが、ご家庭で塗布する場合は、きれいな雑巾(※汚れていると床も汚れます)で、拭き取るようにするとよいでしょう。
 自然系塗料が塗られている場合は、同じ塗料・ワックスを塗布するのが良いと思います。例えば蜜蝋ワックスが塗られている場合は、蜜蝋ワックスを用意して塗布するのがベストです。他の塗料やワックスを塗ると、ムラや剥離など不具合の原因になります。塗装業者は刷毛を使い塗布していくのですが、ご家庭では難しいと思いますので、樹脂系ワックスと同じで、きれいな雑巾に塗料を染み込ませて拭くように塗る方が失敗が少ないです。現場監督も現場での補修は同じようにしています。
 どちらの場合も、塗布前によくお掃除をして、ゴミやホコリを取り除いてから行なって下さい。塗布する目安は3~5年毎程度でよいでしょう。

(2)外部木部
バルコニーのすのこや、外部からの目隠し・玄関の扉などに木製部材を使っている建物も多くなってきました。
 外部に設置する木製部材には腐食を防ぐために塗料が塗られています。内部と違い、外部で風雨にさらされている部分はこまめにお手入れをしないと傷みも早いため、メーカー仕様に従って塗り直しをすることをおすすめします。
 弊社の現場でも使われ、一般の外部木部塗料でよく使われているものに「キシラデコール」(武田薬品工業)がありますが、このメーカーの仕様では、1回目は2~3年の間に、以降5年ごとに塗り替えをすることが望ましいとされています。「オイルフィニッシュ」(ワトコティンバーガード等)を塗る場合もありますが、こちらも同じ周期での塗り替えが望ましいようです。
 これらの塗料は木材に浸透させて効力を持続させているもので、含浸させることで腐食に耐えさせています。そのため、同じ種類の塗料を使う方が良いと思います。
 ホームセンターなどにはよく「ニス」が置いてありますが、これは表面に膜を作ります。一度ニスを塗りますと二度と浸透性の塗料は使えませんし、光沢が強すぎてお引渡し時とは違うものになってしまいますので、おすすめしません。
 なお、木材が南洋材のイペ・セランガンバツ等の場合は、耐久性があるため、塗装をしなくても大丈夫です。
 ただし、材木ですので、いずれの場合も材料の色褪せ・変色は必ず致します。お含みおきください。

2009年7月 by家守りの唐澤

 

 

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