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連載「デュアルライフ」

植栽選び

 敷地が八ケ岳山麓に広がる地形なので、東から西に向かって下り勾配の傾斜があるため、客土を入れる必要が出てきた。
 300坪の敷地にその1/15ほどの建築面積の小さな家が建つだけで、自然のままの土地の傾斜と家の関係が微妙なところで噛み合わなくなる。建築前から敷地全体を平坦に整地してしまっては隣家との境に擁壁か土留めをしなければならないし、道路との関係で余分な工事が増えるだろう。
 都内の敷地であるなら、まず確実に敷地境界をはっきりさせ、隣家との責任区分を明確にしてから仕事にかかる手筈だが、ここは別荘かつ転貸借地だ。敷地の境界も「大よそ・だいたい」、山の傾斜に沿って不規則に繋がる隣家から隣家への傾斜も、道路との関係も自然の地形なりに「大よそ・だいたい」が通用する場所なのだ。
 結果的には大型ダンプ車で5台分、約35m の赤土を入れて地ならしを行い、自然の地形に倣ってファジーに地形を再現することにした。予期せぬ出費であったが・・・。
 さて、次は植栽の樹種選びと配置である。まず樹種について知っている木の名称を羅列してみる。紅葉が綺麗なヤマボウシ・シャラ・シラカバ・モミジ・カエデ、さらに僕の出身地旭川市のシンボリツリーのナナカマドは記念樹として何としても植えたい樹種のひとつだ。
 また落葉樹だけでは少し淋しいので常緑樹のソヨゴ、クリスマスを意識して樅の木などもあった方が良いだろう。
 このような構想を巡らして諏訪植木さんに見積もってもらったところ、植木の費用だけで優に100万円を超えることがわかった。参考のため付け加えておくが、植木の価格ははっきり言ってよく分からない。恐らく樹種・樹形(枝ぶり)・大きさ(高さ)を参考にしながら、大よそ・だいたいの感覚で誰かが決めているのだろう。要するに相場と目利きにより価格決定をするのだろう。

配置図
                                            ・・・つづく

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