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連載「デュアルライフ」

番外編-1/清水、テレビ出演を決断する!

 

 10年以上前の話だが、匠(たくみ)からのたっての願いを断ることができず、「大改造 ! !劇的ビフォーアフター」というテレビ番組に2度出演したことがある。
 家族の問題なのか、それとも家屋の問題なのかよく分からないけれど、意外にも視聴率を稼ぐあの番組である。
 つまるところ、最も劇的だったのは、あの設計内容・改修規模にしては工事費に見合わなかったことだった。曲がりなりにもテレビ出演後の集客に僅かながら期待したものの、千葉県のとある工務店から「お宅の会社は凄いねぇ!住宅雑誌でも時々見かけるけど、今度はテレビに出るとはねぇ!」という内容の冷やかしとも思えるような電話が一本かかってきただけだった。
 このような経験をしたためか、テレビ出演に関してはあまり良い印象を持っていなかった。

 ところが、今回はSE構法の供給メーカーのNCN(株式会社エヌ・シー・エヌ)の企画で、テレビ出演の話が舞い込んできたのだ。その企画とは、BS12(TwellV/トゥエルビ)の「家の教科書」という番組への出演依頼である。
 今回の目玉企画は「社長がSE構法で建てた家」というシリーズで、8名のSE構法登録工務店の社長の自宅をナビゲーター役の芸能人が訪問し、あれやこれやとSE構法と自分の会社を「ヨイショ」する番組である。
 NCNさん側からしてみると、自分自身やら身内やらで3軒(中尾の家、高鼻の家、集いの山荘)もSE構法を採用して家を建ててしまった僕を外せなかったに違いないのは理解できないことではないが、よりによってテレビに自分が出演するとは、本当に困ったことになったものだ。
 一般的な工務店の社長なら宣伝に繋がると二つ返事で大歓迎の話のはずだが、僕の中では違っていた。
 どうせテレビに出たからといって当社にふさわしいお客様が増える訳ではないだろうし、万一たくさんの問い合わせが来てしまったら、日常業務に支障を来たしてしまうのではないかという老婆心が勝ってしまう。
 しかし、出演拒否では、普段からお世話になっているNCNさんの経営幹部やスタッフの皆さんの意向に沿わず、なかなか決断できないでいた。

中尾の家(自宅) 高鼻の家(親族宅) 集いの山荘(別荘)
第1弾 中尾の家(自宅) 第2弾 高鼻の家(親族宅) 第3弾 集いの山荘(別荘)

 そんなウジウジしていた最中に、番組制作会社のディレクターさんがわざわざ当社を訪ね、企画の主旨や番組構成などを説明してくれたり、一部泣きが入るなどのプレッシャーがかかったりして、結果的には出演することを決めた。
 建築後15年ほど経過した中尾の家は、もはや年老いた父母と老犬が暮らしのカギを握っている。
 次に高鼻の家を候補にしたが、撮影のタイミングが悪かった。今まで住んでいた義理の父親が怪我をして暫く家を空けたこと、また義理の母が編み物教室と称して、地域のお年寄りの社交場と化していることなどが理由だ。
 そこで撮影に使用する家は、三つ目の切り札「集いの山荘」で打診することになった。
 暫くして、制作会社から快諾の返事とナビゲーターは「水道橋博士」であることを知らされた。
                                              (つづく)

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