竣工写真「小茂根の家〔マンション改修〕」

REFORM

リビングとダイニングが雁行しており、外部との距離を時間帯や気分によって変えながら生活することができます。
広いテラスを身近に感じられるよう既存サッシの框を隠すような納まりとし、リビングの2つの掃き出し窓の間にスギ材を張って一体的に感じられるように計画しました。
天井や家具の扉にはラワンベニヤを使い落ち着きのある仕上げとするとともに、限られたコストの中でも手に触れる部分は自然素材となるように既製品との組み合わせを考えています。

かつてはリビングルームと洋室に分けられていた壁を撤去して、広々としたリビングルームを実現しました。窓からの眺望を楽しめるよう、すべてブラインドで調整できるようにしています。

リビングとつながるダイニングルームは、キッチンからの動線の良さとリビングから見え過ぎない角度がポイントです。リビングの一角にはワークスペースも設けました。

夕暮れ時はムーディーな空間に。明るくなり過ぎないよう照明器具の選定も熟考しました。

既存のキッチンを撤去してセミオーダーのキッチンに入れ替えました。奥様が選んだ面材は温かみのある木目調で、食器はギャラリー風に見せる収納にしています。壁面のタイルは既存のものをそのまま活かしました。

寝室の壁は2面がバルコニーに向いているため、明るく風通しもよく、爽やかに目覚めることができます。

和室は天井梁の高さに合わせて全体を低くし、落ち着きのある居心地の良い空間に設えました。壁の左官塗りはご夫妻のDIYによるもの。

洗面エリアの面積を拡張し、サウナ室を新たに設けました。水廻りも一新してすっきりと美しくまとめました。

玄関から廊下への扉は格子戸を設え、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

緑の多いバルコニーにはオープンカフェのようなテーブルを設置。広々としたルーフテラスでは、テントを張ってご夫妻の趣味のキャンプも楽しめます。

S邸 DATA 工事内容:マンションの全面改修(SRC造)
竣工年月:2023年3月
延床面積:81.22㎡(住戸専有面積)+テラス・バルコニー
設  計:佐々木 朋之

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